走ることやめた。人生、ドロップアウトでいい。

 ぼくたちの人生はいつも何かを求めている。

そりゃそうだ。誰かいつも何かになりたいと思っている。

子供のころは走ることが速くなりたかった。

中学、高校のころは誰よりも好きな子にモテたかった、勉強もできるようになりたい。

大学に入れば、誰よりも安定した生活を求めて就職活動にまい進する。

女の子は結婚の安定をもとめ、男は仕事の安定を求める。

30代ではみんないっちょ前の顔してる。

30代でぼくはちょっとだけそんな生き方に疑問を持って、ドロップアウトしました。

で、人生をはしることをやめて、ゆっくりと歩くことにした。

 

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きっかけは35歳の時、障害者認定されたこと。

中学の時からおかしいなぁ。普通と違うなぁと思ってました。

で、高校の時、発症。だましだましやってたんです。

超一流っていわれる大学出て、公認会計士目指して勉強してて。

いわゆるモーレツに働いてました。

英語と中国語、アラビア語、スペイン語。語学は得意分野。

で、順調に悪化…

何度も死にかけました。死にたいと願ったこともたくさん。

 

思ったんです。人生楽しまないと、そんなに長くはないと。

その考えがあたまから離れなくなりました。

病気もあって、自分はあと何年生きられるか自信がまったくないのです。

楽しむとは、馬鹿みたいにお酒飲んで、きれいな女の人と遊ぶことではありません。

人生の意味を楽しむこと。

 

30代の後半になってわかったこと、あと20年すると60。還暦。

10代の後半から一瞬だったから、60になるのも一瞬なんだろうなって。

そのころにはみんな仕事を辞めて、で…そろそろ死ぬ準備。

 

子供のころに夢見たような立派な大人には結局なれなくて。

仕事を辞めて、相続した土地にアパート経営建てて生きてます。

いわゆる不動産投資家です。

投資家っていうとかっこいいけど。でも、分かりづらい職業。

世間や、親戚の期待に応えられない心苦しさはあります。

でも、走るのは無理かなぁって。

 

そんなわけで、今はゆっくりと人生を歩いています。

カメラを撮ることやや本を読む時間を大事にしています。あと旅。

今でも調子が悪くて、泣きたくなることもあります。

 

昔ね、不可思議/Wonderboyってポエトリーラッパーが

「世界征服やめた」って曲書いてたましたね。

そんな風にカッコよく世界征服やめたなんて言えないから。

 


「世界征服やめた」 by 不可思議/wonderboy

 

結局は自分は自分のペースで生きていくしかないんです。

 

これはブログの名を借りたエッセイです。

おもうことを淡々と、書くだけです。

政治的な意見や、技術的なことは書きません。

 

シンプルに書きますので、みなさんよろしくお願いいたします。

 

stay pace this pace. このままのペースで。

お題「ささやかな幸せ」