病気のこと
病気って怖いですよね。
でも、自分がかかるなんて子供のころは思いません。
今日は僕のかかっている病気について紹介したいと思います。
まず病名は双極性障害といいます。
発症したのは高校生の時です。ずいぶん長い付き合いです。
23年苦しんでいることになりますね。
調子のいい時とうつの時が波のようにやってきます。
調子がいいと僕の場合(お医者様には特殊だといわれましたが)語学が一か国語できるようになります。いま5か国語しゃべります。あとは死ぬほど働きます。
その時はモテます。
調子が悪いと動けなくなります。これには2種類あります。
一過性の悪い日と、一期性の悪い年です。
調子が悪い日は朝起きれません。たいていはオーバーワークからくるものです。
だから一過性の悪い日は1.5日ぐらい寝てれば治ります。
なんだ大したことじゃないじゃないって結構思われがちですが、きついです。
出社できないのです。定期的に病欠するやつなので社会人不適当扱いされます。
で、さらに悪いのは一期性の調子の悪さです。
気力が空っぽになります。自殺願望が全開です。まあ今なんですけどね。
お医者様には大体2週~1か月に1回通ってます。
自立支援医療というのがあり、実費負担は1割です。なので結構助かってます。
ですが、公費支援なのでお薬の管理がかなりめんどくさいです。
実際、残薬があると薬局には監査が入るそうで、私は火曜日に行くと決めたら、睡眠薬の過剰摂取(OD)をして残薬がなくても、火曜日までは我慢します。
まあ、過剰摂取はあまりしないのですが、残薬なしで、5日耐えるとか完全に何かのプレイです。
あとは障害者手帳をもらっています。精神障害者2級です。
働けない程度に悪いともらえます。
投資しているのでリターンで働かないで済んでいるのが幸いです。
各種バスが半額になったり、公立博物館が無料になったりします。
あとは携帯電話の割引がありますが、たいして安くなりません。若干安くなる程度。
自殺願望についてもお話しします。
双極性障害の患者の7割が自殺願望を持っているそうです。
で、全体の半分は自殺未遂の経験があるそうで。
治療しなければ20パーセントが自殺します。
治療すれば10パーセントが自殺します。
僕の場合、中学生の時から自殺願望はあり、高校でリストカット、大学で以下略。
死にとりつかれている、気持ち悪いと大学の授業で言われたことがあります。
働かないことは大宅壮一ノンフィクション賞作家の星野博美さんに怠惰と言われました。相当、傷つきました。闘病は隠しているので何言われても平気な顔をしますが本質は働けないんですけどね。反論したらTwitterブロック笑。度量が狭い。
一般的に健康に生きられるといわれている平均寿命ー健康寿命は男性で9年、女性は12年とされていますので、人生の半分以上を病気で生きている自分には羨ましいかぎりです。
相当命削る覚悟がないと簡単に死にます。
息を止めて、ベランダの手すりの上を歩いているような気分で生きています。
個人的には他の患者と群れるのは嫌なので(自殺情報が流れてくることが多いので)
あまり他人の情報はありません。なので個別の質問をされるとうーんです。
ま、これも自分の人生の一部だと思っています。
これが私の双極性障害でした。