香港の未来、チンギスハンの終わり【4】
中国語って昔習ってました。
習ってましたのレベルではなく、かなりガチでやってました。
社会人始まってすぐだったので、自分のできることを増やす意味で始めたんですね。
英語が当時結構話せるようになった段階だったので、さらにステップアップ~の意味で。
週3回、3年間学校に通って、かなり話せるようになりました。
語学の学校としてはいまだかつてないぐらい良い学校でした。
何がいいってNHKの講座の先生が普通に歩いていたり、教師の質という面では日本最高峰だと今でも思っています。(思想は…受け入れられませんでした。台湾は独立した国家だと私は思っている。)
日中学院
ここの夜の週3回クラスはガチの語学マニア以外はきついんじゃないかな…
結果としては中国人6人から告白され、モテ期が来たのですが、いまいち中国の方と結婚する気はないのでお断りしました。
働きながらだから、予習と復習で精いっぱいで、覚えることが多かったような気がします。
個人的には語学は週3回がベストだと思っています。週2だと伸びしろが少なく、週4だとちょっときつすぎですね。
ちなみに習い事は2種類が限界です。
覚えたくてもあまりに多くのことを学ぶと頭が破裂します。
ネトウヨの皆様が嫌う日中友好協会の行事にもかなり参加して、お偉いさんともお知り合いになりました。
だから中国人に偏見はあんまりないかな?と思います。
そのうえで本日の紹介する本はモンゴル最後の女王です。
今、これをかいている段階で、香港情勢がかなり危ない状況になっています。
個人的には香港好きだったのです。facebookがみれてgoogleが使えて、違法とされている法輪功が活動している、そんな自由な香港が失われていくのはとても悲しいと思っています。
日中学院のある先生、僕にとっては一番興味深い良い先生との思い出の中に文化大革命を描いた覇王別姫をリバイバルで見に行ったことがあります。
Adieu ma concubine (霸王別姬, 1993) de Chen Kaige
ふとね、先生の親が文化大革命で様々な経験をし、現在先生が日本にいざるを得ないということを聞いてしまいました。
腕時計を盗もうとした老婆を、警官が射殺するのを親が見ていたとか、父親が文革でつるし上げられる対象になったとか。
今のチベットで起こっていることが、かつて何気ない北京の街角で起こっていたということに戦慄を覚えました。
このモンゴル最後の女王はチンギスハンの末裔であった女性が文化大革命でいかに追われていくのかという本です。
出てくるのは壮絶な事態。
性的暴力や、純粋な暴力、飢餓、出てくるのは、人間の本性、そのもの。
民族が民族であるために必要な文化を捨て去ることになるのです。
問題はこの本を終えた後です。
今目の前でウイグル、チベット問題や、香港問題という形で今でもこの事態が形を変えながら起こり続けているということです。
僕はあまりにも中国政府のやり方がおかしいと思い勉強をやめました。
これ以上関係を深めると身を滅ぼしかねない恐怖を感じたのです。
でも、だから、この本は読んでほしい。
これは現在進行している物語だと。